TOP PROFILE GALLERY ひとりごと 子供創教室 BBS
LINK
MAIL


この ページを読みに来てくださった あなたに まず感謝します。

トールペイントについて 少し説明させてくださいね。もともとはヨーロッパで 缶などに油絵具で
装飾を始めたものから 始まりました。ヨーロッパやロシアにはその国独特な画法や技法がありますが
個性豊かなアメリカ人がアクリル絵の具で描き始めたことが日本に伝わり 今のトールペイントの基礎になったようです。

私自身も長年 トールペイントの基礎技術の習得に励みました。昔から絵が好きで油絵をやっていたことも
ありますが 自由な絵を描くのとは違ってトールペイントは いわゆる模写絵です。
しかし その技法の宝庫には目を見張るばかりでした。

アクリル絵の具とは不思議なもので 薄く塗れば水彩画のようにもなりますし メディウムを使って油絵の
ような表現もできます。また一般絵画と違ってさまざまなグッズを用いてクラフト的感覚を満足させることもできます。

私たち日本の学校美術教育では 一般的に「絵の描きかた」というものを 細かく習うことはあまりありません。
「皆さん 自由に描きましょう〜」という 指導が良しとされているところもあります。
私自身も自分の子供たちが幼い時は そう思い込んでいました。

ところが 絵の描きかた(特に彩色の方法) というのは秘伝の味噌たれの ようなものがあって
ちょっと こつを教えてあげると 小学生の子供たちでも大人顔負けの創作をしたりするのです。

トールペイントというのは そのような技法の集結です。
この技法を習得することによって 全く絵が描けなかった方でも描けるようになる という
ところに意味があります。

私はこのような技法を使って 生徒さんたちに既存のトールペイントのデザインでないものも
描いて頂きたいと 常日頃から思っていました。それができるのがトールペイントで
私の教室に着て頂いた 醍醐味なのですから・・・と。

それで その願いを今年2008年4月に 実現せることができました。
全員の思いを込めた作品を ぜひご覧ください。


「アトリエくろすの木」 代表 都築 昌子