本文へジャンプ

TOP PROFILE GALLERY ひとりごと 子供創教室 BBS
LINK
MAIL


絵画、工作、手芸、お料理、フラワーアレンジメントなどあらゆる分野に挑戦しています。

 

みんなの町
大きな紙を広げて5人で描きました。
テーマは「みんなの町」

 

デッキ上
アトリエ前は桜がきれいな大きな公園です。
デッキの上に上がって足も使って描きました。

クリスマスお菓子
クリスマス会のお菓子作りです。
クッキー、ケーキ、フルーツポンチを作りました。
このあとはみんなで楽しいクリスマス会をしました。

 

フラワーアレンジメント
春の花を使ってのフラワーアレンジメント。
背の高い二等辺三角形になるように形を整えました。
もうすぐ卒業の6年生たちです。

 

写生大会
毎年行われる桑名の名所、九華公園の写生大会に
参加しました。
風が強い日でしたがお弁当を持って出かけました。

 

クリスマスリース
真ん中のクリスマスツリーをフェルトで作成し素敵な
クリスマスリースを作りました。
4年生の男の子たちももうお裁縫ができます。

 

クリスマスリース2
こんなリースです。素敵でしょう〜!
ビーズ使いもそれぞれ個性がでます。

 

デッサン
人物モデルでデッサンをします。
時間は約15分間、モデルさんは動けないので大変です。
でもこのデッサンで描く力がかなり育ちます。
私も子供の時よくやりました。

 このページのトップに戻る

私の子供時代と子供創作教室のこと

 何かを創作して形にしてみることはこの上なく楽しいものです。私のこの衝動みたいなものは子供の頃
養われました。例えば泥団子でした。上から落とし下に置いてある泥団子とぶつけ合い壊れた方が負け
という遊びを近所の子とよくやりましたがどうやったら固くなるのか何重にも砂をかけてはこすり、磨き、
乾かすことを繰り返し石のようになった時の達成感ったらありません。おままごとや着せ変え人形をする
時は既にあるグッズに飽き足らず自分で作ったり絵に描いたりして増やし悦に入っていました。

まあ私が子供の頃は今ほど目新しいものはなくどんどん買ってもらえるわけでもありませんでしたから
欲張って遊びたければ「自分で作る」これが基本でしたね。思い起こせば、私の母も手芸好きの人で
よく手を動かしていましたから側で端切れをもらっては奇妙なものを作っておりました。

 小学校2年生から近くの絵画教室に姉と通いました。その教室の先生は初老の画家夫婦とたまに
アシスタントで出てくる大学生の娘さんでした。このお宅は当時ではめずらしい洋館で
吹き抜けのアトリエに中二階のオープンスペースがあったりする夢のお屋敷そのもので 庭にいた
大きなコリー犬はジョンといって子供たちのアイドルでした。私が家庭を持って初めて飼った犬は
シェルティーというコリーの小型犬でしたがジョンへの思い入れがあったのは確かです。このアトリエで
私の身となった様々な事柄は今でも形を変えて残っているように思います。今の私があるのは
このアトリエに通ったおかげだと言っても言い過ぎではないでしょう。

 ところで何十年もたってからある画廊喫茶で画家年表を見た時にただのおじいさん絵描きだと
思っていたご主人の方が大変高名な画伯だったことがわかりがっびょ〜んと衝撃を受けました。
(後日なられたのかもしれませんが)お姉さん先生は現在東京の有名美術大学の教授様に
なられています。

 さて、私が主催する子供創作教室は娘が小学校1年生くらいからスタートしたのでかれこれ
10年近くやっていることになります。きっかけはお母さん友達の1人が「娘に絵を習わせたいんだけど
いいところ見つからなくって〜。教えてくれるの都築さんでもいいんだけど・・」なんて言われまして。
始めは「え〜っ 専門知識があるわけでもない私にできるんかいな?」と躊躇したんですがもともと
単純な私、ちょっと考えておもしろそうかも〜!!と始めてしまいました。

経験といえば地域の育児サークルを作ってたまにやった超簡単造形教室と毎週教会学校で
奉仕している幼稚科クラスの先生だけでしたし 資格らしいものは・・・その昔習得したフランチャイズ方式
の子供造形教室のペーパー講師資格のみ(主旨が合わず結局活用しなかった)。 

 それでも始めたら一生懸命やりましたよ。一カ月分のカリキュラムを考え材料を極力安く手配し
サンプルやキットを作ったり・・・。絵画ではお友達モデルでのクロッキーデッサンもしますし、手芸では
小学校低学年からお裁縫をし、私の本業のトールペイントもします。高学年になると大人顔負けの
作品ができたりしますからこちらが驚かされます。

 私の子供創作教室ではさすがに泥団子作りはしませんし あこがれられるようなアトリエでも
ありませんが、将来卒業していった子たちが大人になって 「子供の頃、よろずやみたいな教室が
あっていろんなことやったけど又何か作ってみようかな」って思ってもらえるきっかけになったら
それだけで嬉しいです。かつての私がそうであったように・・・・。

なお この教室は 2008年3月をもって おしまいとしました。4月から入りたいと言ってくれていた
子供たちも居たのですが 今回6年生の2クラスがちょうど卒業することになり自分の中では
次への一歩のための 良い区切りかなと思いました。
10年間、幼稚園から小学生まで教えてきまして ずっと通ってきてくれた子はいつの間にか
私の身長を追い越していきました。中学生になった女の子たちの下校時の制服姿を見ると
きれいになったなあと思うし 男の子たちも たくましくなって嬉しいです。

「先生、こんにちは〜」ってちゃんと挨拶してくれますしね。
教室当時は 我が儘が出たり すぐに飽きてしまったりと いろいろ問題もありましたが
今では楽しい思い出です。
実は最後の卒業生の子たちの成人式に ある秘密の製作物を各自に送る約束をしています。

2016年の1月を忘れないように そして私も この子たちに
負けないように進化し続けていくことを約束します。

このページのトップに戻る